Ganga sanga 秋のツアー 17.Sep~4.Oct.2007
広島県福山市にある「おたがいさま横町」のカフェ「のほほん」から始まった。いろんな種類のハーブティーが飲め、ガイアシンフォニーの上映会など もおこなわれるような、 広いスペースの入り口近くの壁には、て
んつくまん自筆の大きな書があり、いいメッセージが染みてくる。廃業した大きな倉庫とその界隈は、手づくりアート感覚の、なごめる地 帯であった。都市の中心にあるオアシスのような、猫に声をかけると近づいてきて、
なんともなつっこくスリスリ...されるとつい温和な気分になるものです。ふとおもうと、あの京都大学西部講堂にいるみたいな、感覚になってし まうのでした。yokoさんnohohonさん、遠路愛媛から観にきてくださった 方!みなさんありがとう。
写真は西光寺、本堂の両脇から、それぞれ違うすばらしい泉質の水が湧き出ている。
その昔インドにいかれた和尚さんに何杯ものみものをいただき、境内に蚊屋を吊っていただきおしゃべりしてると、茶話会は時間があっというまにたちました。合掌
ジュナ君、ナビそして美声の音楽ありがとう。
その後庄原の、ぷれむ ばぁてぃあ さん宅に泊めていただき、しばらく数日間お世話になりました。
翌日の会場は標高の高い高原にある会館が、好天のもと会場となる。
暑さのひいた屋外ではカレーとプーリー(揚げパン)をみなさん食べて、さていよいよ本番~
<センター写真はぷれむさん、両サイド写真はNobuさんによる撮影>
平日にかかわらず、大勢の方々に観て聴いていただき、ありがたかったです。
スタッフのみなさん、ありがとうございました~。
翌日、ぷれむさんはシタールかなり弾ける方と知って驚きでした、。
眺めのいい庭で、おいしいご飯もありがとうございました。
今回のツアーは初めて行かせてもらうところばかりだったせいか、時間のたつのが速く感じつつも、山口の秋吉台へ到着。
子供のころからのあこがれであったカルスト大地、好天のなか夕日を眺めてから、鍾乳洞大正洞の入り口近くの雑貨屋、カレー屋「大陸堂」に着く。
オリジナル:サドゥーカレーは梅干し入りカレー。
オーナーひろさんのユニークな別宅(元大理石屋の建物の中には、ドラムセットやバンド用機材がある、山際の一軒家)に泊めていただいた。
浩さん一家、元気な子供達ありがとう~。
翌日は秋吉台秋芳洞、いよいよ鍾乳洞観光をして
そして夜はすばらしい野外音楽堂にて演奏しました。
<音楽堂の写真は木原さん撮影>
好天に恵まれ、暑くもなく寒くもなく、風も無く、空には半月もきれいな谷間の静けさ、。
木造りの音楽堂の屋根に反響する天然の響きが、さらには山に音がこだまして
もう最高の気分でした。
GangaSanga 秋のツアー その2
山口から九州に入り、南阿蘇高森へ向かう途中、
阿蘇山のかなり高みに位置する地獄温泉を経由し、移動の疲れをとりました。
地獄温泉の近く、垂玉温泉の前の滝
南阿蘇高森の「リナゾー」にて、
オーガニックの服屋さんで、気功療術院もされてる ぞうさん、りなさん、ねおちゃん一家に、お世話になりました。
到着してしばらくすると、あれっ、お天気が、雨がぱらぱら、屋外で開催する予定で、美術スタッフによる素敵な光のデコレーションも準備するとこで、
でも、だれも心配している気配がない、うーん、雨はあがって絶対大丈夫という、なにか確信のようなものが場にたちこめていたようだ、。
やがて雲が薄まって、雨は止んだ... その時またしても、あみちゃんの予言がでた。「絶対虹がでるよっ」て、。
その5分か10分後に、いやーっ!出ましたぁ~。
準備も整って、演奏前に、ぞうさんに近くの高森阿蘇神社へ連れて行ってもらう。
熊本からカタックダンサーの智美さんが、素敵な友達を連れて来てくれて、ひさびさの再会もできた。
いろんなエネルギーにつつまれた感じで、ありがとー。
結局雨は降らずに屋外でなごみながら観ていただけました。
お隣のおばさんにも喜んでもらえて、プリントタオル(デザインは猪とカレンダー)のプレゼントももらいました。
これでお風呂の中でも、カレンダーが見たいときは見れることになり、愛用しています。
その昔からうわさに聞いていた、熊本:カルカッタのカレー(今は閉店している)も屋台でいただけて、おいしかったです。
翌日は、ぞうさんに案内してもらい、弊立神宮へ連れて行ってもらった。
幣立神宮は、元伊勢宮として、祖神を天之御中主(アメノミナカヌシノカミ)とする日の神をおまつりしている。
建磐龍命阿蘇下向時に、この地に幣を立て、天の神を奉った事が、「幣立神宮(幣立神社)」のはじまりとされている。
奥社の東御手洗(みてあらい)
左手に湧き水が2ヶ所から出ている、その先の小さな池は太古より八大龍王の鎮まるところとされていて、
北辰妙見の大神が祀られている。まさに鎮守の森だけど
地形的には近くに高い山が無いのに、不思議とこんこん湧き出る水
(遥か遠くの阿蘇山からの水脈が辿り着いているのかもしれない、。)聖地でした。
翌日阿蘇を出て、子守唄で有名な五木を通って、球磨川源流の山奥、水上村へ。
この日の会場となるスペースは、遊びごころいっぱいの、チャイ屋で、食堂で、宿房で、ハンドメイドの工房で、アフリカ音楽房で、コンテナ車両を2つ組み合わせた、巨大なゲルかパオのようなかんじ、屋根につつまれたドームと部屋、土間空間。
渓流のざわめきここちよく、焚き火のできるドームの中は、まるでインドのヒマラヤに来たみたいだった。
山の空気と大自然の息吹が、つねに間近な感じ、これはすごい贅沢なことであることそれは、後からよけいに思えることかもです。この世にああいうスペースがあるって、すごくいいですね。住んでる近くにあったら、しょっちゅう行きたくなるようなとこでした。オーナーういさんの、やさしさたくましさと、犬との会話と散歩も楽しく、癒された。来場者の中にはかなり遠方からの方もおられて、感謝、。
演奏のあと、猫が出産しました。
翌日は、近くの温泉(元湯)に案内してもらい、最高のぬるぬるかけ流しで陶酔、
温泉内のBGMは、ピアノソロ「もののけ姫」でした。
ういさんありがと~
GS:ガンガーサンガがゆく 最南の地、宮崎の南郷へ
きましたねっ日南海岸!ヤッター 南国ですだ
猿が生息する幸島↓に近いところにある、温泉民宿に泊めていただいた。
さいはて感にうきうきと
この地に移住されて3年目の広松(アキード)さんと栄子(ナビーン)さん他、お世話していただいたみなさま、ありがとうー。会場は大工さんでもある広松さん宅にて、しっかりした大きな廃材をフロアーに敷きつめられた、みごとに改築されたスペースで、ほぼ満席のホームコンサート!実現しましたね。またしても好天にめぐまれて、海に近い開放感にひたりつつ、きれいなお月様(満月)が観れました。
近くの電気屋さんのおじさんも観に来てくれて、感心された様子で、嬉しかった。
この地の歴史の話もいただき、古い西洋の海洋地図に、この地の名前が記されていたり、埋め立てする前には、大昔から大型船が停泊できるような入り江があったそうな、。
ありがとうございました。カレー、そして愛さんの「おだんご」、朝のおにぎりとか、いっぱい
そして一路福岡の八女へ
会場となった堺屋八女市、福島の白壁の町並みの一角「堺屋(旧木下家住 宅)」は明治 41年に建てられた造り酒屋:木下家の旧居。現存している離れ屋敷は、その昔、日露戦争の英雄:乃
木希典も泊まっ たという迎賓館として利用されていたほか、
このお庭に特設舞台をつくり、屋外でさせてもらいまし た。
月が出たり曇ったり、の幻想的な世界~。大勢の方に来ていただきました。
川島さん他、スタッフのみなさん、ありがとうございました。
自分が城下町育ちということもあり、なんとも親しみがわきました。
写真はこちら
翌日移動で島根県の浜田にあるパサールへ
週末やイベントの時集合する、作家やアーティスト、伝統工芸士さんたちパサーリー(勝手な名つけ)によって運営されている。
元飯場であった海に面した広い手づくりスペースには、アートギャラリー、インドネシアン雑貨屋、薪ピザレストランなどがある。
なんとも和歌山のバグースみたいなところと思いしや、バグースのスタッフも開所のころ手伝っていたらしい。
この地方の伝統産業の手すき和紙を仕事にしている靖さんの一軒家に、前日から泊めていただき、刀鍛冶士の高原ミッフィーさん、染色アーティストのなつさん、しげさん達と前夜祭で盛り上がる。
当日の仕込みは、雑然とした倉庫が次第に整っていき、とても素敵な空間となる、さすがパサリーだ。アート空間でギャヤザリング、海の風がとおりをよくする、屈指のスペースが島根にあったー!。
たくさんのお客さんに来ていただき、ありがとうございました。
大忙しのパサリーさん達、スタッフの方、おつかれさんでした。
ありがと~。
島根県浜田を後に、津和野温泉経由で北九州の門司へと向かう。
南インド音楽にとても詳しく、写真家でもあり、インド雑貨屋も営み、インド音楽のオルガナイズもしてくれた、とても元気なアキラジーにお世話になる。
会場はカフェ&ライブホール「ブリックホール」、JR門司駅前の門司赤煉瓦プレイスにある、元サッポロビール醸造棟が改装されたのだ。
広い店内は、椅子、テーブル、家具、光が絶妙なバランスで配置され、とても落ち着く空間となっていた。
音響、照明もあり、高い舞台は劇場的感覚で、とても気持ちがよかったです。天井は高く、音がいい感じでまわっていたようでした。
サラリーマン風の方や、かなり若そうな女性達や紳士淑女の方々、みなさんここちいいソファーでリラックスしながら、楽しんでいただいたようでした。
超やさしいオーナーさんも大喜びしてて、よかったです。
翌日アキラジーが、北九州のカルスト台地:平尾台を案内してくれた。日本三大カルスト地形の一つらしい。
秋吉台もすでに行ったし、残る一つは高知と愛媛の県境あたりにあるらしい。(全部行けばいいということではないが、。こういう発想をねらっ て、いわゆるスタンプラリーなどがあるのだろう。注意しなければいけない、。)
そして空は~。またしてもすごくいい天気で、ハレワタル。
カルストのもとになる石灰岩は主として珊瑚礁が地殻変動で地上にでたもので。石灰岩がカルスト地形を形成できる程度の強度を持ち、十分な厚 みがあり、溶かすだけの降水量がある土地でカルスト地形は形成されるらしい。カルスト地帯は保水性が悪く土壌の発達が不十分で、森林が形成されず草原と
なっている場合が多い。これがカルスト地形の見晴らしの良さに繋がっている。地下には水の流れに沿って鍾乳洞が形成され る。鍾乳洞には、炭酸カルシウム成分が再凝集した鍾乳石(天井から垂れ下がる)・石筍(せきじゅ ん:地面から上に向かって生える)・石柱(地面と天井をつなぐ、鍾乳石と石荀が繋がったもの)などが林立した特異な風景を形成する。これらの構造は再結晶
化しており、光を当てると細かい結晶がきらきら光り美しい。
つまり大自然が膨大な年月をかけて創った造形ですね。
で、アキラジーが次に案内してくれたのが鍾乳洞で、ほんとうにカルストずいているー。
だが、車を置いて歩き出すと、急な階段があり、かなり 降りて行くことに...
「んー、帰りは登りだなぁ... まだかなぁー、。」と思いつつ下っていると、やっと到着した。
で、まず目についたのが、「カルストまんじゅう」の看板。えっ、。
どうやら売店があるのだな、2匹の飼い犬がベンチでバク睡していた。その奥にはまたベンチがあり、入場ゲートとチケット売り場がある。
看板には「入場料800円」と書かれていた。どうやら売店のおばさんが、かけもちでやっているようだった。
一瞬の間、悩むのは3人とも共通の「約8秒間」であったような。秋吉台の秋芳洞は1000円で、思いきって 払ったのだったが、。今度は800円、んー。沈黙。
だれかが、「800円あれば何か食べたりできるし...」と小さくつぶやいた、
以心伝心とはこのことかっ、即座に決心固まる。で、アイスクリームに走る人を横目に、きつねうどんを注文した。
全国にきつねうどんはあるけれど、味付けなど、必ずその地方色がでているし、まだ九州のきつねうどんは食べた事が無いし、むかしながらの作り方してそうな感じに惹かれたのであった、。
まずうどんの器は例の逆円錐状のもので、あまり量が入らなさそうな、昔ながらのうどん用どんぶりです。かなり甘めのおあげさんの分厚さがっ...しかしながら厚揚げ的な重量感とは正反対の、つまり揚げの中の空洞的部分がかなりの割合をしめて、もっちりというよりキシキシ。かまぼことネギ(斜め切りではない)もトッピングされ、おいしいダシのやわらかうどんでした。合掌
なんとも、のどかな光景はお天気かげんかもしれないが、じつは鍾乳洞に行こうとする事自体がとてものどかだ。こころなごむひとときをすごせました。
それにしても洞窟入り口まで山をかなり降りて来て、中に入らない人も珍しかったのではないだろうか。
アキラジーに「念力雲消しの術」を披露して移動する。
ツアー最終日
カフェとタイマッサージなどのヒーリングスペースである広島市横川の「ラクシュミ」にて、
横川駅界隈商店街に位置し、マッサージスペースの奥には傾斜のある素敵なお庭、その奥にはなんと茶室があり、ヒーリングルームとなっていた。
コンサートに向けて会場づくり、セッティングをしていただき、リハもおこない本番前に、広島焼きをいただく。
広島で食べるとはっ、本場の味でした。中身もその店自家製のこだわり麺だったらしい。
遠方からの方も含めて大勢来 ていただき、ほぼ満席でした、。ラクシュミさん、スタッフの皆様ありがとうございました。
なんと富山県から観に来てくれた方、ガンガーサンガは3回目のてるみん、お手伝いまでしてくれてありがとう。お世話になったほろこさんは、インドでクラシカルヴォーカルの有名な 巨匠「ヴィーナ・サハスットラ・ヴィデ」さんから音楽を習ってる方で、
インド音楽の旋律「ラーガ」にも詳しい方、演奏後ほろこさんに誉めてもらって、とてもうれしかったです、いろいろありがとう。
終演後かたずけ終わってから、スタッフのマック邸になだれ込んだ。マッサージ施術リタイア、リハビリ中の元気なマックと話していると、疲れを忘れてギンギンに眼が覚めてくる。結局明け方近くまで起きていることになるり、途中空腹感に押されて、チキンラーメンを買って来てもらうことに、。残った4人で食べる。これが実質上ツアーの打ち上げとなった。たまに食べるチキンラーメンはとてもうまかった、。