2006 Varanasi India


聖なる河ガンガー(ガンジス河)の流れる、沐浴で有名なヴァーラーナシー。河の西側に広がる都市。古代からつづく深い宗教と文化、物質世界と精神世界、あらゆる極端を存在させてしまう、摩訶不思議で広大なな世界のように感じます。そこに身を置くと、弾かれたパチンコ玉のように激しくうごめいてしまったり、心からリラックスしてしまったり、訪れる度に、その日その時に、いろんな違ったものを観せてくれるのです。
自分自身の変化も当然あるし、全ては変化してるのですが、変わっていないのが、やはり「信仰」とインド人のB型的?気質でした。初めてインドを訪れた時の最初の街でもあり、最も惹かれてしまうとこです。今回の滞在でも殆どここにいました。


上:ヒンドゥー寺院と

  バザールのフルーツ屋

 

左:結婚式のパレード

道路が封鎖状態となり、車、バイク、人力車、歩行者も全て渋滞となる。発電機を乗せた人力車や車両から電線をつなぎ、電飾を頭に乗せ、時に花火もつかった「光の行進」、爆音の鼓笛隊とともに、ダンスダンス!。とても緩やかに街中を移動していきます。



借りていた部屋の前には大きな菩提樹の木、動物達が憩います。

ここは寺院の敷地内です。

 

菩提樹を食べる象

 

 

寺院の奥に入ります。

 

 

 

ジャガナータ神が祭られている

 

 

ヴィシュヌ神の化身、ヌリシンハ神



1月末、ガネーシャ祭の日に、長年お世話になっている、International Music Center (Ashram)にて、サンディープ ラオ ケブレ氏とコンサートに出演しました。センターを主宰しているタブラ奏者のケシャヴァ氏の自宅でもあり、氏の長男ですばらしいタブラの伴奏をいただきました。

 

 

ここではしょっちゅうご飯をごちそうになっていて、この日パップー夫妻から、グリーンピースの焼き飯風「チュラマタール」の料理指導を受けました。

 


カナイヤ君の演奏

 


2月22日タブラのWakaさん(石垣島からの)と初共演。

よく練習につきあってもらいました。ありがとう。

 

 

 


バッファローの散歩と休憩、明るく元気な乙女達

 

 

 

 


ベナレスヒンドゥー大学でのコンサート

来日ツアー数回の、師匠のShrawani女史とTun Maharaj。 タンプーラは本橋氏。

 

 

 

大学構内はとてつもなくでかい、

開演前のコンサートの開場近くにクジャクが、うろうろ!

 

 

 

 

お世話になっているInternational Music Center (Ashram)

ケシャヴァ氏のお父さん、
毎日昼間に数時間のお祈りと瞑想は、ほとんど欠かした事が無い。
ショールやドーティーがよく似合います、憎めないです。

 

 

 

シタールメーカー、職人ニタイバブー。初心者時代から何度もお世話になってます。

 

 

 

 


春の訪れをつげるお祭り「バサントパンチャミ」、サラサーティープジャ「弁天祭」の日、タブラ奏者のシェーン氏、岡崎大道氏のグルジー宅で継続されているコンサート、
そのオープニングに出演させていただきました。毎年1月頃に行われるのですが、今年は2月3日でした。日本では旧正月節分。サラサ-ティー=弁才天、一日本人として同じ女神信仰をもっていること、そしてその場の全てに導いていただいた感じがしました。

続いて、すばらしいヴォーカリストの ラーギニ サルナ女史、
サロードの シヴ ダス チャクラヴァティーさん、圧巻でした。
大部屋は超満席で、中心に祭壇があり、
舞台も祭壇、サラサーティーに向かって、おこなわれました。

 

 

 

 


住んでいたとこのとなりの玄関に、しばしば訪れる托鉢牛、?。

かなりの長時間この状態です。

 

 

 

街中で色水をかけあう狂気の祭「ホーリー」後
野良犬達もほっとした様子でした。

 

 

 


色水かけあいは正午で終わり、午後からはあいさつまわりです。
お互い額に「テカ」、赤い粉をつけあい、ハグをしまくります。
3月15日

 

 

 

 

 

 

 

オーストラリア人のすばらしいタブラ奏者シェーン氏のお導きにより、氏のグルジー(師匠)、アシューバブーのメモリアルコンサートに、出演させていただきました。

当初17日出演予定でしたが、カタックダンスの Pt. Deepak Maharaj さんが残念ながらキャンセルとなり、私達の舞台が移行し、18日のオープニングとなりました。

超一流のアーティストの方々と同じ舞台に出演できることは、私にとって、とてつもない名誉なことでした。喜びと同時に、ことの大きさに不安もあり、たいへんでしたが、

おもいきって、しっかりと、演奏がまっとうされる事を願い、あとは、すべてにお任せするしかない、という気持ちで出ました。

、忘れられない、いい体験となりました。
私の師匠をはじめとして、いろんな方々に、「感謝」しかありません。

 

 

 

ありがとうございました。

 

 


 以下は私とシェーン氏の舞台についての記事の英語訳です。


 SANMAARG
  Japanese artist Yasuhiro Minamizawa astounded everyone with his rendition of Raag Puriya Kalyan on sitar. In this raag, he firstly played alap, jor, jhala, and then with compositions (gatkaari) in Teentaal completed a successful programme. The purity of the notes was praiseworthy in his performance. With him, Australian artist Shen Flindell, giving close accompaniment (saath-sangat) on tabla with complete maturity, made the programme attractive to the ear.

 AMAR UJAALAA
  At Dhrupad Tirth, amidst the burbling of local listeners taking their places, the programme began with a classical opening by foreign (videshi) devotees of Indian (desi) arts. Japan's Yasuhiro Minamizawa's fingers bent his sitar's strings and then Australia's Shen Flindell's fingers beat upon the tabla with him. Seeing both of the foreign(videshi) artists' great skill in Indian (desi) arts, we were quite astounded and received quite some enjoyment/bliss.

 HINDUSTAN
  The programme began with the sitar playing of Japanese artist Yasuhiro Minamizawa. With his sitar's strings resounding in Raag Puriya Kalyan, he gave inspired emotions to everyone. He was accompanied on tabla by Shen Flindell from Australia.

 AAJ
  The programme was "opened in the name of Sri Ganesh" with the sitar playing of Yasuhiro Minamizawa from Japan.He tuned his sitar's strings in Raag Puriya Kalyan. He was accompanied on tabla by Shen Flindell from Australia.